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イギリスの風

イギリスの風

Windsurf trip ~世界の海から(2)~

◎ Fuerteventura フェルトベンチュラ (2003年9月10日~17日)

Fuerteventura



*場所: カナリー諸島(スペイン領)Gran Canariaの隣の島
*ゲレンデ: 島の南部 SOTAVENT ソタベント
*レンタルショップ: 2軒

『 pro center-Rene' Egli 1 』 ・ F2、JP、Neil (セイル1000枚 ボード300本のすごい規模)
『 pro center-Rene' Egli 2 』 ・ F2、JP、Neil(セイル、ボードともにCenter1 の半分位。1から2km西)
www.rene-egli.com
 

*レスキュー体制: あり(料金が掛かる)。でもあんまり監視はしていない様子でした。 
*スクール: Center 2でのみ。初心者~上級者まで。ただしスペイン語、ドイツ語、英語である。
*コンディション: Center 1- メインゲレンデ。ポートのCross off、中級者以上におすすめ。海面はわりとチョッピー。
             Center 2- ポートのCross off。初心者には安全なLagoonがある。Lagoon の外はチョッピー。
       1,2ともにCross off なので注意!
*その他: ハーネスライン持参の事!(忘れると買うはめに。)Sail を変える際、いちいち取り外すので簡単に
       取り外せるものにすべし!(Boom end を外したりしてると嫌がられる)

*個人的満足度: 4/5点

さて、今回の旅行を紹介!

今回はイギリスのWind trip専門のツアー会社Sportif にて予約。 
お一人様£446の豪華な旅。(空港券+ホテル+朝食・夕食+現地送迎 込み)
London Gatwick からたった3時間でFuertventura の空港に到着。送迎の人発見。とても黒い。
送迎用のバンにはpro-center の文字。またしてもドライバーさんと私たちのみ。
初めてのカナリーアイランドで興奮気味の私たち。すでに夜9時をまわり、外の景色は良く見えない。
ドライバーさんはチェコスロバキアの方。ドイツ人の彼女と住んでいるらしい。(そんな事はどうでもよい)
この年Sotavent であったPWA の大会の時は空港からJosh Stone を乗せたとの事。
Josh が座ったかもしれないシートに座れてちょっと感激の私。
しかもJosh はすごーくいい人だったとドライバーさんが話してくれる。とってもFriendly で楽しい人。
夜は一緒に飲みに行っておごってもらったそうだ。いいなぁ~!(おごってもらったのが羨ましいのではなく、
会えたのが羨ましいの!)
空港からホテルまで約一時間。着いた頃にはもう10時を回っていて、ちょっと小腹も空いていた。
ReceptionでCheck in を済ませるとホテルの人からうれしい一言。
『 軽い食事を用意してますので、もし良ければレストランへ。』 なんともすばらしい気配り!
 そうです!実はこのホテル「Sol Gorriones 」★★★★の高級ホテル!
随分と贅沢なんじゃないの~!とか思われるでしょうが、しょうがないんです。Sotavento にはこのホテルしかないから。
部屋も広くて快適、朝食、夕食共にBuffet style、ホテル内に3箇所あるレストランで好きなだけ 食べれる。
かなり質の高い料理でバラエティーも豊富。ついつい朝から食べ過ぎる。
昼抜きだからまあいいか!と自分に言い聞かす。
プールは5種類位あり、スポーツジムも完備。至れり尽くせりなホテルである。

ホテルの裏手に pro-center の事務所兼Shopがある。center 2に行くときはここから送迎バンに乗る。
事務所で事前に予約しておいた事を確認し、まずは安全なcenter2 に行ってみる。
バンに乗り込むと聞こえてくるのはドイツ語。みんなドイツ人だ。そういえばテレビでもドイツ語放送をしていた。
どうやらここはドイツ人が多く住んでいるらしい。そしてドイツの有名リゾートでもあるそうだ。
カナリー諸島はむかしドイツの植民地だった時代があるからだ。

滞在7日間の内4日はcenter2 で、2日は1で過ごした。

ホテルからcenter2 までは車で10分程。その間に見える景色は広大な砂漠の様な大地と白い巨大なWindmill。
ついにカナリーに来たなって感じがする。
center2 のすぐ目の前にはLagoonがあり、初心者でも安全に乗る事が出来る。
しかし Low tide の時は水がないので乗れない。ちょうど良い時間帯に High tide にあたらなければ乗れない事もあるはず。
私たちが行った時は丁度昼間から夕方にかけてがHigh tide にあたったため沢山の初心者が練習していた。

4日間の内はじめの2日は6.台でやっとこプレーニング、Shore brake もなく、海面も大してチョッピーでもないが
Cross off の風で結構プレッシャーを感じる。
今回の旅行でDack Jibe をマスターしようと意気込んで来たのに、Off の風に尻込み。。。

次の2日間は更に風が落ちた。
プレーニングは諦め4.5位のSail にFree style Board を借りてLagoon内で遊ぶ。
ノンプレーニングでのDack Jibeに成功!風が無くても楽しめた。

5日目、ついに完全に風がない。Sail を振り回して遊ぶ事も出来ない。

こんな日はのんびりとBeach で過ごそう!

大半のヨーロッパの人たちはBeach holiday では何もしない。しかもみんな2週間以上の休みを取って来る。
ただただ、゛ ボ~~~~ッ " とする為に来る。これを「 Vegetate (ベジテイト)」という。
みんな驚くほど本当に何もしていない。
毎日同じ場所を陣取り、素っ裸でゴロンと横たわり、本を読み、ビールを飲む。
たまに動いたかと思うと、゛ぶら~ん、ぶら~ん"とさせたオジサンと゛ぼよ~ん、ぼよ~ん"とさせたオバサンが
海に浸かりにやって来る。
透き通る様な青い海、地平線、雲ひとつない空、どこまでも続く白い砂浜。
時を忘れる楽園の様な景色に見とれる私たちの前を横切るちょっとくたびれた裸体。
確かに本当の楽園らしさはあるが、お世辞にも美しい光景とは言えない。
それにしてもドイツ人は本当に素っ裸が好きらしい。Holiday Beach で素っ裸なのは98%ドイツ人ではなかろうか?
残りの1%は地元の人、残りの1%は子供だと私は確信する。

さて、最後の2日間はCenter1 でのSailing。
Center1 はホテルの前にある。とはいうもののホテルは高台にあるため、そこを降りてから更にBeach を10分程
歩く。ここはKite も沢山いるが、もちろんSailing area が分かれているし、Beach も広ーいので問題なし。
Offぎみの風がやはり気になるが5.台&Free ride で楽しく乗れた。2より上手な人が多く、バシバシ技を決めていた。

私としてはcenter1 の方がおすすめ!海水浴客もほとんど居ない。上手な人たちのSailing も見る事が出来るし。
でも是非2にも行ってほしい!こちらはこちらでBeach の雰囲気がとても良いからだ。

毎日は吹かなかったがすばらしい所であった。さすがFerteventura !
まさにWindsurfer の為の島であった。
いつかまた行こうと心に誓う。


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